CROSS TALK
クロストーク

変わるMEIJI 変えるMEIJI
時代に寄り添いながら、変化し続けている明治大学。その変化の一翼を担う職員たちは、大学の「今」をどのように捉え、これから何を変えていこうとしているのでしょうか。社会や大学を取り巻く課題を踏まえつつ、明治大学の未来像について語っていただきました。
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川上 謙
2012年入職
経営企画部企画課 -

高島 尚行
2017年入職
教務事務部商学部事務室 -

亀山 希樹
2021年入職
就職キャリア支援部
生田就職キャリア支援事務室
※所属部署は、2026年2月現在
じつは多彩な大学職員のフィールド
–みなさまの仕事内容をそれぞれお聞かせください。
高島 私は商学部事務室で勤務しています。学生からは、いわゆる「窓口の人」に見える立場ですが、学部の運営を支える、多岐にわたる業務に携わっています。学部事務室の業務は、庶務・教務・入試の大きく3つに分かれ、私はこれまで主に教務と入試業務を担当してきました。教務の業務では教員とともに海外へ出張し、現地受入機関との調整を通じて、商学部が主催する短期留学プログラム(WAW)の立ち上げに関わりました。また現在は、商学部の中長期的なあるべき姿を見据え、学部執行部の教職員と共に、科目構成の見直しを含めた新たなカリキュラムの検討に取り組んでいます。日常、学部事務室の窓口で学生とコミュニケーションをとるのは業務のほんの一面で、その奥にはたくさんの幅広い業務が並んでいます。

亀山 私は、生田就職キャリア支援事務室で就職活動に関連したイベントの企画・運営や、学生相談対応などのほか、インターンシップ参加に関わる事務的な手続きなど、学生の就職活動全般の支援業務を担当しています。異動してきてからまだ1年も経っておらず、私自身、模索しながら仕事に従事している状態ですが、少しずつ自分ならではのスタイルを見つけていけたらいいなと思っています。
川上 企画課に所属しています。大学の長期ビジョン「 MEIJI VISION 150-前へ-」や中期計画の進捗管理に加え、プロジェクト型の業務にも数多く携わっており、最近は特にその比重が大きくなっています。例を挙げると、2031年に創立150周年を迎える明治大学の記念事業の1つ「駿河台キャンパス総合施設整備計画(SURUGADAI 6.0)」の推進や、2026年4月に開校する「明治大学付属世田谷中学校・高等学校」といった、新たな付属校の設置に向けた政策があり、私はこれらにも関わっています。
「任期あり」の覚悟が成長の土台に
–明治大学職員として働く中で今、課題だと感じていることを教えてください。
川上 企画課では、長期ビジョンや中期計画に基づき、全学的な目標の達成状況を把握しながら、教学・法人・支援部門の各部署と連携して計画実行に向けた調整を進めています。ただ、明治大学は規模が大きく数多くの部署を抱えているため、意見の調整に時間を要し、計画の進行が遅れそうになることもあって、これは課題の1つであると感じています。特に大きなプロジェクトを進めるためには、より一層組織の壁を越えて、風通しのよい風土をつくることが重要だと感じています。

高島 その課題解決のために、川上さんが工夫されていることはありますか?
川上 企画課の業務は、私たちだけで完結するケースは少なく、他部署との連携が欠かせません。最近はオンラインでのやりとりも増えていますが、やはり文字だけでは伝わりきらない場合も多くあり、実際に相手のいるところに足を運んで直接話すことの大切さを改めて実感しています。温度感や空気感までをも含めて理解し合うためには、対面のやりとりが効果的です。地道な取り組みですが、日々の情報共有や丁寧なコミュニケーションの積み重ねが、信頼関係の構築と醸成につながっていくと信じています。
亀山 川上さんが触れた「(組織間の)横の連携」とともに、私は「縦」のつながりも大切だと思っています。明治大学では所属部署が変わる異動が比較的多く、各部署で積み上げたノウハウや背景事情がうまく引き継がれていない場面も見受けられます。たとえば、書面としてのマニュアルは存在するものの、「なぜこのルールがあるのか」といった経緯まではそこに記録されておらず、以前に起こった同じ問題が繰り返される可能性を意識しながら、業務に携わっていたこともありました。この経験から、部署内での知見や体験を確実に共有し、次に活かす仕組みづくりが大事だと思っています。

高島 今、亀山さんが挙げた課題は、ジョブローテーションがあるからこそ気づけることなのかもしれませんね。一方、異動が少ない職場だと業務が属人化してしまうケースが少なくありません。でも明治大学は職員を定期的にローテーションさせる文化が根付いているので、亀山さんのように俯瞰的な視点を持って組織のあり方に気づける人が育ちやすく、「もっと良くしていこう」という前向きな思考や行動が生まれているように感じます。
川上 確かに、明治大学は形式主義的な「ジョブローテーション」に留まらず、実際に人を動かしていますよね。「10年間で3部署」※といった明確な目標を掲げて、それをきちんと実行に移していることが、大学にとっても職員にとっても大きなメリットを生み出しているように思います。
高島 定期的に異動があると認識しているから、「限られた時間で、今の所属部署で何を残すか」という覚悟が生まれますよね。特に若手のメンバーは、その任期中に成果を出そうとする意識が強いように感じます。ジョブローテーションが単なる制度ではなく、成長を後押しする仕組みとしてしっかり機能している、その現れですね。
※ 明治大学では、10年で3部署を目安に、教学・法人・支援部門をローテーションするような形で配属を決定しています。
多様な人々との対話で柔軟性が磨かれた

–入職してから今日までで、ご自身が成長したと感じることを教えてください。
高島 学部事務室には、教員と連携し教育・カリキュラムの運営を支える業務があります。制度や運用、関係者の立場が複雑に入り組む場面も多く、業務を円滑に進めるためには、状況を把握し、論点整理と優先順位付けを行うことが欠かせません。そのため、事前の情報収集や資料の作成、丁寧で筋の通った説明をしつつ、教員や関係部署それぞれの立場や考えを踏まえた合意形成を意識して業務に取り組んでいます。こうした経験を通じて、複雑な状況を整理し、関係者と協力しながら物事を前に進める力が自然と身に付きました。
川上 高島さんのおっしゃる通り大学での仕事は、学生、教員、法人役員、卒業生、保護者、地域の方など、さまざまな立場の方と関わることが特徴です。年齢や立場が異なる方々と仕事を進める上では、1つの提案にも多方面からの視点を考慮し、事前に深く掘り下げて準備しなくてはなりません。私は「多様な視点に配慮する力」や「掘り下げて考える姿勢」が鍛えられました。
亀山 お2人のお話にもあったように、大学では多様なステークホルダーとの関わりがあり、それぞれに応じた適切な対応が求められます。私も学生と接する業務において、ルールを守りつつも、1人1人の状況に合わせて柔軟に対処することの大切さを感じてきました。画一的な応対ではうまくいかない場面も多く、学生の納得感を得られるか、不安や疑問を解消できるかどうかが、大学への信頼感や満足度の向上につながっていくと思います。そうして重ねた経験により、「柔軟に考え、動く力」が着実に伸びたと感じています。

変化する大学だから、変化に強い職員が育つ
–職員だからこそ分かる、明治大学の魅力を教えてください。
亀山 学生へのサポートの手厚さです。就職キャリア支援センターでは、学部1・2年生を対象にした就業体験プログラム、「Meiji Job Trial」を実施しています。大学が事前の準備や研修からしっかりと伴走しており、学生たちは安心して挑戦できているのではないでしょうか。こうした支援体制は学生にとって大きな魅力であると同時に、職員としても“成長を支えている実感”があり、それがやりがいにつながっています。
高島 学部ごとの個性に触れられる。これが学部事務室で働く醍醐味です。明治大学では、10学部それぞれ異なったカラーがあり、教員と職員が一体となって、学部の方向性や特色をどのようにつくるかを考え、実行に移していきます。よく「明治大学には10個の会社がある」と表現されますが、まさにその通り。学部の運営陣とともに、小さな会社を企画・経営しているような感覚で仕事ができるのは、きっと他では体験できない魅力です。
亀山 商学部にはファッションビジネスが学べる留学制度がありますね。意外性に驚きました。
高島 そうですよね。大学でファッションビジネスを学び、フランス・パリへの留学プログラムまで備えている点は、明治大学商学部ならではの特色の1つではないでしょうか。職員として、そのような教育の取り組みを、どのようにすれば明治大学商学部の魅力として、より多くの方に広め、伝えられるのかを考える役割も担ってきました。商学部は男子学生の割合が比較的高い一方で、ファッションは、女子学生にも関心を持ってもらいやすいテーマでもあります。職場研修での議論をきっかけに、商学部の学びの特徴を高校生に分かりやすく伝える方法として、ショート動画を制作する企画が生まれ、現在PRの取り組みの一環として展開されています。このように学内で戦わせた議論が、社会へ向けたリアルな発信につながっていく。その流れの過程に身を置き、関われることは、大学職員として味わえる面白さであり大きな魅力だと感じています。

川上 2031年の創立150周年に向けて、「あるべき姿」を示した長期ビジョンをもとに、各セクションがそれぞれの目標を掲げ、具体的な取り組みを進めています。高島さんのお話にあった広報動画の制作も、そのビジョンのもとにある「戦略的広報体制」という中期計画の目標に沿ったものです。こうした教学上の方針を、法人としてしっかりと支援し、予算を伴い、それを実行できている点は、明治大学の強みだと感じます。また、個人としては、大きく変貌を遂げようとしている大学の未来像や方向性づくりに直接関われることに、大きなやりがいを感じています。
亀山 明治大学の職員になると、もれなくその“変化の中心”に立てるわけですから、自身の変化や成長を求めている人にとっては、大きなチャンスが待っている職場だと思います。
究極の「インフラ」である大学で働きたい!
–皆さんが大学職員を志望した理由を教えてください。
川上 学生時代、「社会に貢献できる仕事がしたい」と考えました。それがきっかけだったと思います。大学は、学生に対して教育や研究の機会を提供する機関であり、その学生たちが社会に出て活躍することで、間接的に社会全体への還元につながります。その考えから、大学職員という職業には広義での社会貢献性があると思え、これが志望理由になりました。
高島 私も川上さんと同じく、社会に貢献したいという思いから大学職員を志望しました。学生時代にボランティア活動に取り組む中で、「仕事を通じて人や社会に貢献したい」という想いが強くなっていきました。社会インフラを支える企業や団体もいくつか選考を受けましたが、大学の教育や研究の成果が社会に広がっていく様子を想像したとき、大学こそが「究極のインフラ」なのではないかとの思いに至り、最終的に大学職員への道を選びました。
川上 「大学が究極のインフラ」って、とてもいい言葉ですね。その想いは、今も変わらず持ち続けていますか?

高島 はい、今ではその考えが確信に変わりました。学生と向き合い、先生方の研究活動に間近で触れるたびに、「やはり大学は、社会における重要なインフラだ」と実感する毎日です。それが私の大きなモチベーションにもなっています。
亀山 学生時代の私は、大学の教職員と学生が協力してイベントを運営する団体に所属していました。オープンキャンパスや新入生向けイベントの企画・運営に関わるうちに、学生の立場から「大学に貢献すること」が純粋に楽しいと感じたことが、大学職員という仕事に興味を持ったきっかけです。また当時は「誰かの人生の選択に影響を与える仕事に就きたい」と希望しており、学生の留学や就職などの人生の新たな選択をサポートできる存在、それは大学職員でしかないと感じ、志望するに至りました。
川上 そうすると現在の就職キャリア支援の仕事は、亀山さんにぴったりですね。
亀山 そうなんです!就職キャリア支援業務を通して、学生の選択に立ち合うシーンがたくさんあり、責任感とともに、日々やりがいを感じています。
明治大学の学生・卒業生は愛校心が強い
–他にもたくさんの大学があります。なぜ明治大学で働く道を選んだのでしょうか。
亀山 私は他大学の卒業生です。私が就職活動をしていた当時、本格的に大学職員のインターンシップを実施していたのは、私が調べた限りこの明治大学だけで、まずはその事実の新鮮さに惹かれました。そしてインターンシップに参加し、「ここで働きたい」と思えたことが志望した理由です。その後、選考が本格化した頃がコロナ禍の始まりと重なり、私自身も選考や企業の対応に対して不安を抱く状況もありました。しかし明治大学は、直ちにオンライン選考に切り替えるなど柔軟に手を打っており、そのスピードの速さと信頼感の高さもまた、働く場所として魅力的に感じました。

川上 私も明治大学の出身ではありません。もちろん母校に対しても愛着を持っています。ただ、通っていたキャンパスが自宅から少し遠く、明治大学の「都心にキャンパスが集約されている」という点に強く魅力を感じました。働く場所としての利便性もさることながら、大学の今後の成長を見据えた際、都心という立地のよさは大きな強みになると思えたからです。私が就職活動をしていた当時は、まだインターンシップ制度があまり充実しておらず、限られた情報の中から志望先を決める必要がありましたが、それでも明治大学には大きな可能性を感じました。
高島 ということは明治大学を卒業したのは私だけですね。ところでお2人は、学生時代、明治大学に対してどのようなイメージを持っていたのでしょうか。
亀山 アルバイト先にいた明治大学の数名の学生は皆さん、真面目に物事に取り組み、話していても自分の考えをしっかり持っている印象があり、「明治大学って熱い人が多いな」という印象を持っていました。
川上 私も「熱さ」という点では同じ印象を持っています。母校愛や愛校心の強さに特徴があって、それがちょっと異常なくらいで(笑)。学生時代から観戦している東京六大学野球では、スタンドの結束力や一体感、応援の熱量は他大学と比べても際立っていました。私自身、進学のアドミッションアドバイザー※として高校生に大学の魅力を伝える立場でもあり、「大学受験時は第一志望ではなかったとしても、在学中の満足度は非常に高い」というデータを高校生に紹介する機会があります。それは職員として働く立場であっても同様で、大学の取り組みや想いに触れるに従って、気づけば強い愛着を抱いている—そんな大学だと思います。
※ オープンキャンパスや大学説明会、相談会などの入試広報業務について、他部署職員も参画できる制度を導入しています。
先進的な取り組みの裏にある丁寧な意思決定
–学生時代と働き始めてからで、明治大学に対する認識が変わったことはありますか。
高島 私が初めに配属されたのは学生に最も近い場所、学生支援事務室でした。学生時代から「面倒見のいい大学」だとは思っていましたが、実際に職員として内側に立ってみると、その印象は次元が違っていました。約3万人もの学生がいるにも関わらず、1人1人にここまで丁寧に向き合っているのか、と驚かされました。これは、学生生活全般はもちろん、就職やキャリア支援といった分野にも共通しており、大学全体として「学生1人1人を大切にする」というフィロソフィーが根付いているのだと、働く中でも改めて実感しています。

亀山 私も高島さん同様に、入職してすぐ「面倒見のよさ」に驚きました。文系の低学年が所属している和泉キャンパスの学部事務室に配属された私は、学生対応などの業務に従事し、当初はその手厚さに正直戸惑う場面もありました。しかし 、 それは1人の職員として、学生 1 人 1 人に丁寧に向き合おうとしているからこそなんだと気が付きました。学生とのコミュニケーションを交わすことの中で感じた「課題を解決してあげたい」という気持ちをもって日々仕事をしておりましたが、実際に学生と接していると「大学を頼ってくれている」という手応えを感じる瞬間があります。
川上 お2人から教学・支援部門側からのお話があったので、私は法人部門の視点からお話しします。学生時代の私は、中野キャンパスの新設や新学部の立ち上げなど、次々と新しい取り組みを打ち出す明治大学に対し、「先進性に富んだ、革新的な大学」という印象を持っていて、てっきりこのような一連の動きはトップダウンで進んでいるのだろうと思っていました。でも、実際に職員として関わるようになると、その印象は良い意味で裏切られました。それは、SURUGADAI 6.0のような大きなプロジェクトでも、その完成後の主な使用者である教学・支援部門の意見や現場の事情を丁寧に汲み取りながら、合意形成を重ねて進めていることで思い知りました。この「丁寧さ」は、中に入って働いてみないと知り得ない明治大学の特徴だと思います。
大学は「興味が持てるもの」を見つける場所
–どんな人と一緒に働きたいですか。
高島 今、明治大学は職員が目指すべき姿として「分厚い職員」を掲げています。これは、実は若手職員が原案をつくり、それが全学の職員ビジョンとしてまとめられたもの。いわば学内のボトムアップで生まれたもので、「一緒に働きたい人」の像も、まさにこのビジョンに凝縮されているように思います。大学職員には、ルーティンワークのイメージがあるかもしれません。しかし実際には、チームで行動する場面がとても多く、そして環境の変化が激しい。だからこそ、チームで協力し合うことに抵抗がなく、変化を前向きに捉えてチャレンジできる人がいいなと思いますね。
亀山 備えていてほしいと思う資質の1つは「柔軟性」です。時々の状況に応じて判断軸を変え、変化に適応できる力は、大学職員として欠かせないと思います。もう1つは「コミュニケーションを楽しめること」。ここまでの話の通り、明治大学では部署間の連携や異動が頻繁に行われ、時には自分より入職年次が下であっても、その部署ではより長く働いている職員から学ぶ場面も多くあります。そのような関係性であっても、柔軟に対話を重ね、より良くなるように共に考えられる人と働けるといいなと思います。

川上 私が一緒に働きたいのは、バランス感覚を持った人です。大学職員の仕事は、学内外の立場や意見が異なる多様なステークホルダーとの調整や、どなたにとっても最適な着地点を見い出すことが求められます。昨今は特に、少子化の進行により、単純な拡大路線を取るのが難しく、既存の取り組みや資源をどう組み合わせるか、どう相乗効果を生み出すかといった“掛け算”の発想が重要になっています。SURUGADAI 6.0では、中野キャンパスの学部を移転し、異なる学問分野を融合させ、より高度な教育・研究を実現しようとしています。このプロジェクトでも、物事を多面的にとらえ、適切に判断し行動できる“バランス感覚”が求められ、それはこれからの時代の大学職員にとっては欠かせないスキルの1つだと感じています。
–就活中の方に向けてメッセージをお願いします。
高島 大学は社会において非常に特異な存在で、そこで働く大学職員もまた、かなりユニークな職業であると感じています。一言で表現するなら、「答えが1つではない」ということ。課題の設定や、そこに至るまでのプロセス、ゴールの描き方など、すべてにおいて複数の選択肢が存在します。だからこそ、自分のアイデアやチャレンジが活きる場面が多く、日々、新しい課題に向き合えます。その連続に、私はおもしろさを感じています。ワクワクしながら変化を楽しみたい方、未知の分野に前向きに取り組みたい方には、ぴったりの職場だと思います。
亀山 学生からの相談では、よく「興味が持てるものを見つけてほしい」と伝えています。ただ、興味のあることを見つけるのは容易ではありませんよね。そのためには、比較的自由に時間が使える学生時代のうちにさまざまな経験をしてもらえたらと思います。経験を積むうちに「(自分は)これが好きかもしれない」と思える物事に出会ったら、ぜひそれを突き詰めてください。
川上 私も亀山さんと同様に、「自分の好きや得意を知る努力をしてほしい」と思います。人には誰しも向き・不向きがあるものの、日常の学生生活を過ごすだけではそれになかなか気づけないもの。ですから、大学のインターンシップなどを活用して、さまざまな経験を通じて自分を知ってほしいと思います。大学生活を充実させる中で得意なこと、反対に苦手なことに気づき、興味のある分野に出会えるはず。それが、就職活動の軸になって、やがてあなた自身の「分厚さ」が増していくと思います。
高島 その観点から見ると大学は、皆さんがこれからどんなキャリアを歩んでいくのかに気づけるきっかけがたくさん潜んでいる空間だと思います。私たちもその気づきを手に入れてもらうために、さまざまな制度やキャリア支援、授業の提供、そして助成金の整備などに力を入れています。大学生であるうちに大学のサポートを存分に活用してみてください。
